腎性高血圧とは・・・
腎臓は、血圧を管理する臓器である
具体的には、腎臓がレニンというホルモンを血液内に分泌します
このレニンが、血中のアンギオテンシノーゲンと作用して、アンギオテンシンT(AT)に変わります
アンギオテンシンTは、肺にあるアンギオテンシン変換酵素(ACE)によって、アンギオテンシンU(AU)へ変わります
アンギオテンシンUは、血管を収縮させる作用があり、アンギオテンシンUが増えると血圧が上がります
これが腎性高血圧の流れだ、よく覚えておくように
結局、腎臓に炎症等ができて、腎血流が悪くなると、腎臓に血液があまり流れなくなるので
腎臓がレニンをどんどん分泌するようになるのだ
それによって、血圧が上がり、腎臓にもたくさん血液が流れるようになるんだけど
それによって高血圧になって、ほかの臓器や脳などがダメージを受けるという訳だ
血圧を下げるためには、降圧剤を服用する
降圧剤には、主に以下のパターンがある
1.アンギオテンシン系
アンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬
アンギオテンシンU受容体拮抗薬
2.カルシウム拮抗薬
3.交感神経受容体系
α遮断薬
β遮断薬
4.利尿薬
ACE阻害薬は、まさしくACEを阻害する
AU受容体拮抗薬は、AUの受容体をブロックする
カルシウム拮抗薬は、血管のカルシウムチャネルをブロックする
交感神経受容体系は、交感神経の受容体をブロックする
利尿剤は、利尿する事により体の水分を減らし血圧を下げる
まぁこんなところだ・・・